2017年7月アーカイブ

フットサルの日本代表監督とし約7年間、日本で過ごし日本人の特性を理解した上で、主に子供を持つ親や、コーチ向けに書かれた本。
・スペイン人からみた日本人指導者の特性
「いいプレーしてもうなずくだけでフィードバックしない、一方でミスすると怒鳴る」

部下を持つビジネスマンでも、知っておいた方がよい具体的な考え方が書かれており、とても面白かった。

amazonでのレビューが無いのが不思議なくらいの良書。
この本を読んだ後で、NHKでも放映された「奇跡のレッスン」DVDを観るのがベストですね。

一例:
物事は何にせよ、白黒つけられないことのほうが多いのです、大切なことは白と黒の中間、グレーの部分にあります。それを理解している人は、精神的にも余裕があります。
自分の目で見て考えて、グレーのグラデーションの中から、その子にちょうどいいと思えるものを選び取る。
教育や指導もそうあるべきだと私は考えます。
とあります。

また、【一人ひとりを観る事の大切さ】について、
「ドリブル大好き!」な子がいたとして、ドリブル練習が熱心だけど、試合では思い通りにいかない。(ドリブルには、向き不向きがある)しかし、よく見るとボールを受けてからパスを出すセンスがとてもよい。練習でその子がいいパスを出して流れを作って、ゴールが決まった瞬間に、いったんプレーを止める。そして、その子のパスの素晴らしさ、そこから出来た流れについて説明し、立役者は君だと褒める。
間違っても「君はドリブルが好きだけど、向いてないからパスを出すことに集中したほうがいい。」とは云わない。ドリブルが上手くいかなかった時に「ドリブルは無理だからパスを出せって言っただろ!」なんてもっての他です。
ドリブルにダメだしすれば、彼はミスを恐れ、縮こまって本来の力を発揮できなくなる。
得意なパスを出せることにフォーカスさせる。

うーん。
これは難しいが、意識しているのといないのでは、随分と結果が異なる気がしますね。
私は以ての外のことをやっちゃていたな〜(笑いと反省)^^;
ダンボールワン.png
今、石川県でトップクラスに勢いがある会社と云えば、七尾市の「ダンボール・ワン」

ITベンチャーで失敗後、サラリーマンとしてダンボール屋さんに入社

そして血縁関係でもない先代から事業を買取り、社長になってからも快進撃を続ける企業です。
かのGoogle社も一目置くのが辻社長。
今月はその辻社長に登壇してもらえました。

話しを聞いていて戦略以外で腑に落ちた事。
FaceBook投稿で会社の雰囲気を見ていると、社長はじめスタッフが楽しく仕事している。
成長企業にはよくある現象ですが、理由がわかった!

辻さんは、元々ゲーマーで団体戦で世界第2位まで勝ち抜いた経験の持ち主でした。
だから、ビジネスもゲーム感覚で取り組んでいる。実際、睡眠時間1時間で過ごしていた時期もあるようですが、ビジネスが楽しくて仕方ない。

ゲームに勝つ為には、何を工夫して、どのように仲間を増やして、何を武器にして、、、聞いていると正に弱者の戦略(ランチェスター法則)でした。

ゲームで得た探究心、ダメージを受けてもやり直す精神力、工夫などが実業で活かされているようです。

と考えると、私の思考の中にあった「ゲームは社会悪」との認識が崩れました。^^;
ゲーム大好き少年には、やるからには「世界一を目指せ〜」と応援してあげて下さい。

遊びでも中途半端はダメなんですね。
AI_HIROSHI.png

面白かった〜
5,000を超える公共データからAIが、見つけ出した幾つかの関係性をテーマに討論した番組。(人力だと50程度のデータ数らしい)

ニワトリが先か、卵が先かはわからないが、因果関係を数字で示していた。
例えば、病院(病床数)が少ない地域では健康な人が多い。
「健康な人が多いから、ベットが少ない。」訳では無いようです。
例えばで取材した夕張市、実際のところ住民は、おちおち病気になどなっていられないとレクレーションや草刈りに勤しみ、年齢の割には健康で長生きの人が多かった。
(ちなみにAIに与えたデータには、夕張市のデータが含まれていなかったとの裏話も笑えた。)

自殺希少地帯の話「その島のひとたちは、ひとの話しをきかない」にも通じ、我々は誤った情報が刷り込まれているようです。


AならばBとなる。なぜならばCだからである。
このCの部分を推測するトレーニングにも使えますね。
(今回は、もしBならばAとなる。の場合も考える必要あり。)

(政治機能不全になっている、と私は思っている)韓国では、実験的にAIに政策を考えさせようとの取組みがあるらしい。AI にはしがらみも無く、賄賂も効かないですからね。
最終決定は人間がするにしても、とても有効な政策案が提示される可能性があると感じました。
運営する人がちゃんとしていれば、政治後進国の韓国が一気に先進的な国家になるかもしれません。

日本の政治家のレベルは低下する一方。
目先のことしか考えていない、軽薄でチャラすぎる。

長期的視点で、将棋ソフトのように次の一手が、近視眼的な人間の思考では気がつかないアイディアを生み出す予感が致しました。
スクリーンショット 2017-07-18 14.08.03.png
和太鼓界のトップ演奏者:林英哲さん
複数の審査員では多面的な見方が出来るが、総花的な評価に落ち着いてしまう。
定まった位置から一人の基準で観る事を意図した林英哲杯

今年も時間オーバーとなった英哲さんの講評が素晴らしい。
奏者としてトップシークレットの話を惜しみもなく披露されていました。
「皆さん、好きでやっている和太鼓でしょ、どうせやるなら上手になって欲しい。」

全てを書ききれませんが、一部を紹介します。
表面には見えてこないある部分を鍛えることで、安定性が増し躍動感をもたらす。論理的な解説でした。
団体部門で最優秀賞を受賞された福井県の勝山高校、とても楽しげに演奏され終わった時の拍手が一番多かったように私は感じていただけに納得!
指導された先生のコメントは、林英哲さんならどう指摘するだろう、どう指導するだろうと自問しながら練習を重ねたとのことでした。
英哲さんも、チームメンバー任せならここまでの完成度は出なかっただろう。客観的に指導できる人がいることの大切さを話されていました。
ジャンルは異なりますが、指導する立場として学びの多い創作コンクールでした。

写真は残念ながら授賞を逃した熊本県宇土市から本選に出場された「太鼓芸能集団 紬衣yui」
なんと、私の甥と同級生とのメンバーがいた!(オイオイ^^;)
世間は狭いですね〜


ps.
振り返れば、丁度20年前の7月にロサンゼルスで和太鼓販売を手伝い、完売したことを思い出します。
時効でしょうから書きますが、ハリウッドの音響スタッフが大太鼓を購入され、1998年公開映画「GODZILLA」の歩く時の地響音に使われたのです。
デジタルでは創り出せない音圧ですかね。

強制したり、無理矢理に人の行動を促すのでは無く、ついついやりたくなってしまう。

自分の意志、興味で行動したいと感じさせる「仕掛」について事例をもとに要素整理した本。

最近なら、其の場所でついつい写真を撮りたくなる仕掛けが、客商売には有効ですね。

コラムにあった「マズローのハンマーの法則」が面白かった。

「ハンマーを持てば、全てが釘に見える。」

自分の得意技にこだわってしまうことを諌めた格言。技術に詳しいひと程、技術にとらわれてしまい、使う必要がない技術をわざわざ使ってしまう。

例としたアメリカン・ジョークが笑える。

無重力状態でボールペンが使えない事を問題視したNASAは、10年の歳月と莫大な開発費を投入して宇宙でも水中でも使えるボールペンの開発に成功した。

一方でソビエトは鉛筆を使っていた。


程度の差さえあれ、方々で同じことが起きていそうですね。^_^

松下電器(パナソニック)のひとつのブランドにあたるオーディオの「テクニクス」
一度は消えたブランドを再構築した女性リーダー、小川 理子氏の著書、
個人的には女性のトップは好きではありませんがファンになりました。(単純です。^^;)
慶応大学理工学部出身(今風に言えばリケ女)の著者が就職先として松下電器を選び、ものづくりに掛ける情熱とピアニストとしても活躍する中での裏話が書かれている。
ネット上では「自慢話で読むに値しない」との書評もあったが、自分には、謙遜せずに事実を中心に書かれているのでとても面白かった。

オーディオ界の価値観「重くて、大きいからこそ良い音が出る。」
この常識を打ち破った、女性が欲しくなる小型コンポ【OTTAVA™ SC-C500】の開発物語には、「女性には、次世代に良いものを残したいとの本能がある。」とあった。
この考え方は、男性では気がつかない。
ここ数年の女性、特に30歳代の活動から感じることの本質を得たように感じました。

幻のターンテーブル【SL-1200】を復活させた物語も含め、メイドインジャパンを担うプロジェクトリーダーには読んで欲しい内容でした。
河合隼雄m.png
文化庁長官を務められた事もある河合隼雄さんのインタービュー番組より。

・悩んでいる人から真剣に話しを聴くと、その人が勝手に解決策を見つける。
※これは私が黒丸尊治先生から学んでいる「解決志向のホリスティックコミュニケーション」にも通じるので納得

・世の中が進歩すると悩みも増える。
心を使う換わりにお金を使ってしまう。
昔は、子供が親に「コレ買って~」
親が「何で買わなあかんえん。」と心と心が接触していた。
しかし、お金があるばかりにうるさいなと面倒くさくなってお金で済ませてしまう。
心が離れてゆく。
昔のオヤジは「そんなもん買えるか!(怒)」と迫力を持って接していた。
なぜなら、お金が無いから必死だった。

現代人は考え直す必要がある。
これまた納得!

お金が有りすぎると困った事が起きますね。
良かった。(笑)

働き方改革

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長時間労働が問題視されて「残業イコール悪」と捉えられるご時世ですが、仕事が面白くて仕方ない人やプロになる成長段階では時間量の投入は必要でしょう。

何度、読み返しても面白いのが堀場雅夫さんの著書「おもしろおかしく」
堀場さんは、従業員を安い賃金で働かせる事を諌めています。
一方で付加価値額の60%以上を社員に分配すると定めました。
従業員一人当たり付加価値額を皆が意識すれば、如何にして能率良く仕事を進めるかを創意工夫しはじめます。

役員賞与は税引き後利益の6%と決めてあり「嫌と思う人は入社しなくて良い。」
と入社時に公言しているので、とってもシンプルです。

株主に対しては、税引き後利益の30%と決めている。
煩わしい交渉や悩みから開放され、全社員で付加価値額を増やす事に集中出来るので業績が良くなるのは当然ですね。

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