2010年6月アーカイブ
坂本光司先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」でも紹介されているチョーク製造会社の日本理化学工業が新聞に掲載されていました。
北海道の水産業者が捨てていたホタテの貝殻の粉を従来の原材料である炭酸カルシウムに混ぜる事で、書きやすいチョークとなり筆跡も鮮明になっそうです。
北海道立総合研究機構との共同研究がきっかけとなり、苦労して製品化。
海藻を取り除く技術、砕いた殻を小さな粒子にする技術、さらに仕上げのポイントは貝殻と炭酸カルシウムの配合率。
試行錯誤しながら、最適な量が決まったそうです。
科学の世界では組み合わせと構成比によって特性が変化します。
経営においても資源配分によって効果性が異なり、誤ると逆効果になります。
科学的経営手法で具体的にウェイト付けなどの数値を決めてゆくのが、竹田ランチェスター経営です。
今月末より「戦略☆社長塾」の開催回数を増やしてゆきます。
戦略社長塾の先輩にあたる五十嵐 勉さんの書籍「会社は潰れるようにできている」が出版されました。
・中小・零細企業にとって注意すべき点
・ランチェスターマネジメントについて
・「戦略社長塾」について
とても分かりやすく書かれてあります。
ランチェスター経営を学ぶ上で、まずは手にとって読んで頂きたい内容です。
巻末には、全国で開催している「戦略社長塾」として当社の事も紹介して頂きました。
川上嘉市氏の『人生経営』より抜粋です。
とても大事な事がシンプルに書いてある良本ですが廃刊となって入手できません。
自分に対しても理解を深める為にタイピングしました。
「人生は創造である。創造の無い人は生きる価値が無い」と。
これは、私の平素の信条である。宇宙は神の創造であって、神の創造になる凡ゆる生物の中で、人間は最も靈妙なものであるだけに、人間ほど独創力をもっている動物は外には無い。
従って私には独創力が秀でたもの程値打ちがあるように感ぜられる。
また実際に人生を送る上に於いて、すべての問題を独創的に考える時に始めて世の中は生き甲斐があり、且つ日々が興味があるように考えられる。
禅の言葉に「一日作さざれば食う可からず」と言う言葉がある。「作す」とは禅の言葉で「作務」と云い、毎日毎日の仏様へのお勤めの事であるが、私はこれを「1日作らざれば食うからず」と読むのもいたって面白いと思う。それは人生は創造であると云う考え方からであって、そうすれば毎日毎日する事が創造であると云う解釈になって来る。
よく工場等で、長年同じ仕事を受け持っていながら、何一つ新しい発見も、工夫改良もしないで20年、30年を機械の番人の如く平々凡々に過ごしている人が多いが、これでは一生が無意味とまでは言わなくとも意味が少ないと思われる。しかし我々が1日の中で何か一つ位どんな小さな事でも創造しなければ食っていけないと云う位に真剣な考え方でやれば、誰にでも必ず何かの創意工夫が生まれてくるであろう。そうした時に始めて人生は生き甲斐がある楽しいものとなるであろう。
私の友人に何事にも間に合わせ主義をとる人がある。
ある時その人の家に行ってみると、入口の扉に錠前が無いので、風の為にバタンバタン吹き飛ばされない様に、薪の束で外側からつっかい棒がしてあった。そして5年も6年もそのままにしてあった。これでは開閉の都度一々動かさなければならないし、第一、人の出入りする場所に薪のある事は邪魔で目障りにもなる。もし最初から薪束代わりに錠前を取り付ければ、10分か20分で問題は永久に解決してしまうのにと、見ている私でさえ歯がゆさに堪えないので、この友人に「無精庵行きあたりばったり居士」と云った。
(中略)
この例のように甚だしくなくとも、何の気なしに行っている日常茶飯の事柄の中にも、日々その場逃れの取りつくろい策を以て事足りとする習慣がついてしまっている人達はどれ程多いか分からない。総ての事を注意深く見る人には、どんなことがらの中にも必ず新しい工夫とか、創意とか云うものを見出す事が出来るものである。
創意の為の第一要件は、仕事を未解決のまま放りっぱなしにして置かずに、不便な事や不都合な事に出会った時は、どうすればこれを改善する事が出来るかと直ちに考えて、根本的に解決せしむる最善の方法を即座に工夫する事である。
その場限りの間に合わせ主義や、放任主義を絶対に排する。即ち「すべての事を徹底的に考えて、それを即座に改善して行け」と云う事が創作の根本精神である。物事を深く考えれば、工夫改良の余地が無いと云う事は絶対に一つでも無いはずである。
