チンギス・ハン

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2年前に日本経済新聞で連載されていた堺屋太一さんの本です。
中小企業経営者、リーダーにとって必要な事、考え方など勉強になりました。
書いてあることを自分なりに解釈して、自己メモとして記録しておきます。
堺屋さんから、そんな事書いてないよ、、と突っ込まれてもまずいので、詳細は自分で読んでください。

・体力気力で卓越したものは、往々にして部下の疲れや苦しみを解さぬ。そのようなものは、親衛隊に推挙せよ。
 ・10×10の組織
 ・己を知り、相手を知り(不利な点)、タイミングを図る
 ・完全報復システム
・隊長の評価は、力や技ではなくて他部族をうまく取り入れる能力を評価する。
 できないなら隊員に落とす。
・他人の話は目を閉じて聞け、他人の話に従う前に、わが言葉で言い直せ。 
・損得(経済)と善悪(精神)を区別する。
 ・戦いの目的は略奪であって、メンツ(意地)では無い。(初期のころのです。)
 ・敵に羊や馬を与えて、混乱させる。(敵の中で、取り合い、不平、不満がでる。) 
・情報は内容以上に、誰が言っているのか? 
・自分自身に問う信念と、他人の言うことを訊く具体策・テクニック
 ・功あるものには報酬(給与)を、才あるものには権限(人事)を
 ・敵を作ることを恐れて本当の改革はできない。
 改革は、既得権を奪い慣習への安心を断ち、未来への不安を生むもの。
 ・遊牧民の本質は軍事組織。軍の編成が暮らしの構成を決定する。
 農耕民は、農作業のための生産活動のための村落共同体が基となる。
 ・平穏な兵営には苛めが潜むが、過酷な戦場には戦友愛が育む
 ・これから先の経路を探れ。距離、地形、水流、草木、そのに住まう獣と人を詳しく調べる。
 役に立ちそうな人材は連れて来い。我が為になるものは持って帰れ。 
・人類に文明を与えた6要素 ①弓矢、②加熱加工、③牧畜、④農耕、⑤文字、⑥通貨

 ・事業を成し遂げるには、プロセスが必要。
①明確なビジョン、目的の明確化 
②コンセプト(理念を実現する形と気持ち)どんな人々をどう組織して、どんな方法でどんな規模で、どう実現してゆくのか、
 ③成功に至る道筋(ストーリー)を想定「現実化」の名の下で、着手し易い入口に飛び込まないこと。入りやすい入口に出口は無い、究極の成功を求める者は入り難くとも出易い道筋を選ぶ。
 ④理念と概念を深く印象付け、正しく認識させるための象徴(シンボル)が必要「なるほど、これをやるのか、それならこうだな」と思わせる施設、組織、行事、計画を作る。 

・人並み優れた気力体力の持ち主を隊長にしてはならない。自らの優れた能力の故に部下の苦痛や疲労を解しかねるからだ。
 ・国を治めるのは人と物だけでは足りぬ。皆が我が考えに納得せねばならぬ。あと2度は、勝たねばならぬ。戦争に勝って軍隊を駐屯させるだけで、自分たちの理念が移植できる訳ではない。
 ・勝つのと治めるのは別の話。中華を治めるには人手と知識が足りぬ。一度は軍を破って高慢を挫き、二度目は乱を治めて見方を増やし、三度目にこそ力を示して服せしめる。そうでなければ百倍の民を治めることはできぬ。それまでにまだ20年はかかるだろう。伝統をあり人数も多く財力も豊かな組織は、業績が悪化すれば、一度は人事のせいにする。二度目は仕方が悪いと思う、三度目には組織の仕組み(構造)を変える。リストラ。価値観を変えねばならないと気付くのはその後。
 ・占いを装ってわが意のあるところを発言させれば、政策遂行の役に立つ。 
・わが4麟がみな騒々しいとあれば、わが軍はそのいずれにも嵌り込んではならぬ。確実に勝て、容易に引き上げられるところにこそ出兵する。 
・一度目の使者で友好を承知(降服)したものは賞して味方(服属)とし、二度目の使者で服従したものは償金を支払わせて許す。二度目の使者を断り虐待した者は攻め潰す。
 ・高麗の紙の利用。布告と逆らったものへの残虐な懲罰の記録を記して流布させ、恐怖を呼ぶことに使う。
 ・倫理は主観的に、知識は客観的にえてして逆になりがちだが、トップには必要な資質。倫理の点では世間の評判を気にして平均点(客観的)になり、知識においては気に入る良い報せばかりを聞かされて主観的になってしまう。
 ・敗軍の将を処罰するのは容易いが、それでは敗戦の理由と様子と対策を知ることはできない。敗軍の将は、諸将の前で戦いの様子を詳しく語らねばならない。
 ・武田軍で鉄砲をもてる裕福な兵は5~10%、織田軍も同等と読んでいた。しかし組織思想と時代感覚にすぐれた織田軍の前線には鉄砲隊が並んでいた。
 ・チンギスハンも指揮命令で自由に集散できる軍隊を作っていた。
 ・着なれた服は大切にしなければならない。新しい服はどこかしら加減の悪いところがあるものだ。 
・チンギスハンは、軍の統帥(指揮)では上意下達必行を叩き込む一方、構成においては、多様な要素を採り入れ出身にこだわらない競争社会を作り上げた。だからこそ、曾孫の代まで不敗の強兵を保つ事ができた。
 ・日の出の勢いのとき、戦えば勝ち、勝てば財貨を得て、人物が加わる。えてして、華美に走り浪費に陥る。
特に組織を作り専門の人を養うのは問題。領土の拡大が止まり、人が増えなくなったとき必ず重荷になる。
一事を興すは一事を省くに然ず、一利を得るには一害を除くに然ず。

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