挑戦する経営

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著者の千本倖生氏はイーモバイル会長兼CEO
安定したNTTを飛び出して、第二電電(現在のKDDI)を稲盛和夫氏と起業。軌道に乗った後、慶応義塾大学経営大学院教授で安定したと思いきや、安住に嫌気がさしたのかイーアクセス、イーモバイルを起業されたエネルギッシュな方です。

日本の通信環境の歴史と海外に取り残されつつある日本について学ばせて頂きました。

金沢市に住んでおられ時代もあることを知り親近感を覚えました
NTT社員に「どんな人?」って聞いてみると、ズバリ「変わったおっちゃんや〜、異端児!」との回答。

書籍の中で、私が気に入った箇所は、
・ベンチャーの使命の一つは世の中に新しい波をおこす事。たとえ小さくとも誰かが「さざ波」を立てない限り何も起こらない。さざ波が次第に大きくなり、世の中になくてはならない大きな波になってゆく。
・日本の多くのベンチャーは学芸会レベル。だから数年しか持たない。強いマネジメントチームが必須。ベンチャーの要点は、利益を確実に出せる筋肉質の企業体質を一刻も早く創り上げる事。
・1円の倹約は、1円の利益につながる。


電電公社からの2度の海外留学の経験を持ち、多様な価値観の中を過ごし日本の常識にとらわれない考えと視野を持った方です。私が驚いたのは、そのような見識を持つ人にも関わらず、民間から初の総裁に就任した当時の真藤恒氏の改革案に、違和感を感じたそうです。ご自身も著書の中で、その点を指摘しています。
環境が人をつくり、環境が人を麻痺させると感じました。

中途半端な保護が、企業体質を弱めている。日本の政治についても深く考えさせて頂きました。

しばらく前まで国会では、官僚の天下りが問題になっていましたが、第二電電の初代社長の森山信吾氏(志しなかばで急死)を引き合いに出して、例外を認めるようにして欲しかった。人財の働き場を設けないと、益々日本は国際競争力を失って行きそうです。

刺激的なお勧め本です。

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このページは、wincleが2009年2月21日 00:48に書いたブログ記事です。

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